仏様のもとで真の自分を見つめ直し、

雑念を払い無の境地に。

写経とは、

仏教の経典を写すことです。

お経一字一字を丁寧に、ご本尊様をお迎えするという

清浄な尊い気持ちで書写することです。

天光寺では『般若心経』278文字を習字で書いて頂きます。

文字を書くために使う墨を擦って作るところから始めます。 

 

 

写経のはじまりは紀元前に遡ります。

 

お釈迦様がインド各地を回って仏教を広めていた当時は

 

紙などではなく、口頭で民衆に伝えておりました。

 

お釈迦様が入滅した後は、弟子たちによって

 

その有難い教えをまとめた経典が作られました。

インドの経典はサンスクリット語などで記されていました。

 

お釈迦様のありがたい教えをもっとたくさんの人に伝えていきたいと

 

仏教の教えが書かれた経典をわかりやすく改定したり、

 

翻訳して、それを複写して「写経」が開発されました。

 

これが写経の始まりです。

 

写経とは、お経を書き写す修行です。

 

仏教でたくさんある精神修行のうちのひとつです。

 

心を鎮めて精神を集中統一して雑念を払い、

 

無我の境地の中で一字一字丁寧に

 

般若心経の意味を味わいながら書いていくことで

 

精神修行ができると考えられています。

天光寺の写経を体験された千葉県在住30代男性

からの感想文をご紹介いたします。

半日体験修行をさせていただきました。

本当は滝行に挑戦したかったのですが、持病の為ドクターストップがかかってしまったので、こちらを申し込みました。

半日修行では、 写経+瞑想、 密教座禅、 密教ヒーリング、 護摩焚きの中から一つ選べるとのことで、私は瞑想を選びました。

 

写経は長い時間集中して同じことに取り組むということが無かったので、中々落ち着かなく、雑念ばかり考えていました。私の頭の中はこんなに雑念ばかりなんだなぁ…と自分で呆れてしまいました。

いつか雑念を取り払い写経出来るようになるまで、これからも続けてみようと思いました。

 

瞑想では自分の中の意識に気がつくことができるようになりました。

写経と同じく何も考えずにっていうのはやはり難しかったですが、

瞑想の最中に雑念が浮かんだ時に、「あ、今余計な事考えてる。」と気付き

再度自分の呼吸に意識を集中させることができました。

 

今回写経と瞑想の半日修行を体験して「今、目の前にある何かに集中する」

ということに気付くことが出来ました。

写経も瞑想も自宅で出来るのでこれを機に続け集中力アップを目指したいと思います。

 

本日は有難うございました。


 

天光寺では、日本全国にお住まいの方々が、

 

毎日体験修行を申し込まれております。

 

土日は混雑する場合もございます。

 

日程がお決まりになりましたら、お早めにご予約ください。

 

また、写経や体験修行のお問合せも受け付けております。

 

なんのためにするの?


信仰の為

供養の為

祈願のため

学びのため

心の安らぎのため


近年、写経ブームという事もあり、写経を体験する人がとても増えてきました。

 

天光寺でも体験修行や半日体験修行のカリキュラムに

 

写経の体験がございます。

 

人それぞれに写経の動機は異なりますが、

 

色んな目的で体験修行にご来山されております。

 

自己鍛錬や能力開発の為に写経をする人、

 

先祖の供養のために写経をする人、

 

中には興味があるから、などや趣味で写経をやる人、

 

習字の上達が目的など、様々な方がいらっしゃいます。

 

写経の効能はそれだけではありません。


 

こころあらわれるひととき

 

あなたもブッタの心に入り込み、宇宙と繋がる

 

時空を超えてブッタの元へ

 

あなたの感性が研ぎ澄まされて

 

もうひとつの世界観を感じられるかもしれません

 

扉をひらくのは、あなたです

 

写経の仕方


・室内をきれいに掃除をし、お線香、灯明を供えます。

・手を洗い、口をすすぎ、着衣を整えます。

・正座をし、姿勢を正して、呼吸を調えます。

・お水を硯に少量ひたし、静かに墨を磨り、心を落ち着けます。

・手を合わせ「般若心経」を唱えます。

・写経中は心静かに真心をこめて、字を間違わないように注意し、丁重に書写します。

・体調不良なので、元気になりたい。

・人生活きる上の信念確立のための修行

 

書写が終われば、手を合わせて「普回向」を唱え、写経を終了します。

硯と筆をきれいにして保管します。筆は形よく整えて下さい。

 

真心をこめて写経したものは、仏像などと同様にきちんとした扱いをするように気をつけたいものです。

写経の概要


時    間:午前10時~午後4時(受付は午後3時まで)予約の必要はありません。

写   経   題:『般若心経』 1巻278文字(所要時間約120分)

初   穂   料: 2,000円

受    付:天光寺総本山

お問い合せ先:TEL 042-519-9380

      :FAX 042-519-9382

 

※道場内には必要用具が完備されております。

写経は平安時代ごろから修行の為や、病気平癒先祖供養など祈りや願いを目的にした個人的写経が始められたようです。

多くの人の信仰生活に心のやすらぎを与える糧となってきました。

それは身と心を調えて行う写経の心が、そのまま仏さまの教えの心に通うからにほかならないのです。

 

そしてこの写経の心は、時代を越えて、道を求むる人にとって大きな心の支えとなりました。

 

現代に生きる私たちは、写経によって静かに落ち着いた時間を大切にするとともに、

祈りや願いを生活の中に活かしていく一つの証としたいものです。

 

『般若心経』は短い経典でありますが仏法の大意が述べられており、書きやすいお経をお勧めします。

 

姿勢は肩に力を入れず、緊張のない自分のもっとも美しい自然体で行うことを留意しましょう。

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